『自然と人間』について
日语071 李金雨 20番
『自然と人間』という文章の作者は内山節だ。1950年東京生まれ。70年代からは、群馬県上野村にしばしば滞在し、自らの体験を踏まえ、自然と人間の交流を媒介するものとしての労働の変容の問題に思考を深めてきた。
日本は狭い島国であり、自然に恵まれ、温和な自然条件を持っている。その自然は日本人の生活様式やものの考え方に、多くの影響を与えてきた。
衣食住の方面だけでなく、文化や哲学の方面も自然と切っても切れないものだ。日本は自然に恵まれているので、日本人は自然に対して親和的だ。日本文化の特徴の中には、自然に親和的で情緒的、また淡白、簡素で、繊細な傾向が見られ、余情、空白を大事にし、アンシンメトリーや不完全の美といった人工的装飾ではなく自然と調和されたものを好む傾向がみられる。自然の移り変わりへの細かい観察が行われ、自然への鋭敏な感覚を育み、それを基に、さまざまな芸術や生活習慣が生まれている。自然と自分を一体化し、自然の心をわが心として生きる感情が、日本人の哲学、思想、宗教などすべての精神活動の根本に流れている。その中で、古代人の信仰とか集団意識とか和の精神は全部、日本人の自然に順応した観念である。
日本の風土、水稲農業という生産様式などの要素が絡まり合って培われた日本人の集団意識は頗る根強いもので、日本人の意識、行動、価値観などにおおきな影響をおよぼしている。特に日本人の集団に対する帰属意識は強く、集団に属していることによって安定感を感じ、生きがい、満足感などを感じる。このような集団意識は現代社会にも
根強く生きていて、それに加えて、日本人の感情、感覚の繊細さが働いて、常に他人の感情を損なわないことや、他人、世間の評価などに気を使い、何でも人並みに行動するという習慣が生じた。日本文化は恥の文化だとよくいわれるが、これも集団意識と関係があり、またそれが日本人の行動様式を大いに律し、世間通り、人並みに行動しないと非常識、変わり者、ひねくれ者などといわれる。このようなところから意識行動などあらゆる面に及ぶ文化の定型化が生じるのである。
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